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ヒロアカ〘仔猫拾いました〙

第3章 お出掛けしました


「?どこ行った??」


仔猫を拾って数日朝起きると仔猫の姿がなかった
いつもなら布団の中に潜り込んで丸まって寝ているが
布団の中に居らず部屋の中を探すも見つからない
ギリギリまで探したが見つからず仕方なく学校に向かった


「遅かったな轟!」


「なんだ寝坊か?」


無駄に大きい教室の扉を開くと切島と上鳴が声を掛けてきた


「探し物してた」


「見つかったか?」


「嫌まだだ」


『ミャッ!?』


どさっと机に鞄を置くと可愛い声が聞こえた


「今猫の声聞こえなかったか??」


無言でカバンを開け中を覗くと銀色の毛がキラキラ光っている


「いた」


『(見つかっちゃった)』


ピョッコと顔を出し可愛く小首を傾げる仔猫の頭を優しく撫でる


「可愛い!!」


「とても珍しい色ですわね
轟さんのペットですの?」


「拾った」


仔猫が机の上にちょっこんと座ると女子が机の回りに集まってきた


「なに動物連れて来てんだ半分野郎!!」


「連れて来てねえ着いて来たんだ」


「どっちでも一緒だ!?」


「緑谷」


「え!?なに轟君」


「聞きてえことがある」


「テメエ!無視すんじゃねえ!?」


「猫ってしゃべるのか?」


怒鳴る爆豪をスルーして緑谷に話しかける


「えっとそういう個性を持ってたら話出来るかもしれないけど
その仔猫しゃべるの?」


ふわふわと目の前に浮かぶ仔猫を指さした


「おい、本礼は鳴ったぞ席に......」


ガラッと扉を開き入ってきた相澤は
無言で浮かぶ仔猫を見た
浮かんでいた葉月は相澤を見て固まった
焦凍は固まった仔猫を無言で抱き寄せた


「轟」


「鞄に入ってた」


相澤の聞きたいことを把握して答えた


「邪魔だ」


「大丈夫だ、こいつは賢い
邪魔はしねえ」


「....邪魔したら放り出す」


『ミィッ!』


わかったと言わんばかりに一声鳴き
轟の机の上にちょこんと座った


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