第12章 其の十二★燭台切光忠

「あぁんっ……そんッ…なぁっ……」

突然の刺激に、桜華はぎゅっと太腿に力を込めてしまうが彼の身体がしっかり足の間に挟まっているため、閉じる事はできない。
燭台切は、彼女の秘所を隅々まで舐めあげ、吸い取り、一番敏感な華芽までも食した。口に含みコロリと転がし、甘い愛液を絡めては再び吸い上げる。
止め処なく溢れる愛液はどんどん甘みと粘り気を増して、それの出所である蜜口はハクハクと何かを欲するかのように蠢いていた。
興味の増すまま、燭台切はその蜜口へ舌を挿し入れる。
愛液を直に浴びる燭台切の舌は、誘われるままに彼女のナカへと入り込んでいった。
ビクビクと身体を震わせて、燭台切の頭を掴む桜華の手は力が入れたくても入らないのが丸わかりで、ささやかな抵抗が彼の欲を駆り立てる材料となる。
秘口から出された舌が再び腫れた華芽を舐めあげると彼女の身体が大きく仰け反り、今まで以上に大きな嬌声と共に力が抜けていった。

気を遣ったのだろう……燭台切は一度、彼女から身体を離すと、浅く呼吸をする唇に吸い付き、自身が身に纏っていたものを脱ぎ捨てる。
まだ、交わったわけではないのに燭台切は桜華の霊力が体中に漲り始めているのが分かった。加州も長谷部もこれを感じていたのかと思うと嫉妬にも似た感情を抱かざるを得ない。
大きく固く反り立った自身を桜華の腹部へ当てながら、唇を合わせれば、彼女の身体がピクッと動いた。

「僕の熱、感じてくれた？」

優しく微笑みかけると、桜華が恥ずかしそうに頷く。

「君のココ、僕を食べたくてヒクついてるよ」