第3章 すれ違う想い (三成×舞) R18
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涙をぽろぽろと零しながら、必死に想いを伝えてくる舞
信じたい。
けれど、一度抱いてしまった疑念は簡単には拭えなくて
舞の気持ちを試すように、耳元でこう囁いた
「なら…今着ているものを全て脱いで、証明してみせて下さい。愛しているのは、この三成だけだと」
「…………っ」
三成の言葉に、舞は言葉を失った
「愛して下さっていると言うのなら…これぐらいは容易いでしょう?」
「そんな………っ」
俯き、悲しそうな顔を浮かべた舞
けれど舞は、すぐに覚悟を決めたのか三成の腕を振り解くと、帯に手を伸ばした
静かな部屋に、衣擦れの音だけが響き渡る
着物はパサリと床に落とされ、舞は一糸纏わぬ姿で三成を見つめた
「こ、れで…いい…?」
身体を震わせ、恥ずかしさから逃れるように、懸命に前を隠している
そんな舞の腕を力任せに取り払い、舞の身体をじっと見つめた
「では、これから貴女の身体の隅々まで確認させて頂きますね」
「っ、三成君…っ!!」
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