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イケメン戦国 短編集 R18

第18章 全てを乗り越えて (光秀×舞) R18 リクエスト作品


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「っ、ええっ?!きゅ、求婚…っ?!そんな…急にどうして……っ」

舞は驚きを隠せない表情で光秀を見つめていたが、その後すぐに寂しそうな顔で笑った

「私と光秀さんとじゃ…全然釣り合いません。武士の世界では家同士の繋がりが大切だって、私もわかってます。だから……」

「だから…何だ。元から身を固めるつもりなど微塵もなかった俺がお前を迎え入れると話したら、家臣達は喜んでいたぞ」

「ええっ?!皆さんに話したんですか?!」

「俺にはお前を手離すという選択肢はなかったからな。そして、ここへ来る前…正式に信長様からお前を譲り受けてきた」

「っ、嘘………」

「舞、これから先もずっと…俺の傍にいろ」

光秀の言葉に声を詰まらせ、呆然とする舞を優しく抱き寄せ再び同じ言葉を口にすると、舞の瞳から大粒の涙が零れ落ちた

「全く…酷い顔だな。それ以上泣くと、人前に出れなくなるぞ?」

くつくつと笑いながら舞の鼻を優しく摘むと、舞は恥ずかしそうに光秀の胸元へと顔を埋めた

「っ、それでも光秀さんは…私の傍にいてくれるんですか?」

舞の可愛い問いかけにフッと笑みをこぼすと、顎に手を当て、そのまま奪うように唇を重ねた

「っ…ん………っ」

「残念ながら…どんなお前も愛しいと思える程に、俺はお前に飢えているようだ。責任を取って、生涯…俺をお前で満たし続けろ」

舞を見つめ、溢れ出す想いを真っ直ぐに伝えると、舞はその想いに答えるように光秀の唇へ自身のそれを重ねた

「私も、光秀さんがいない世界なんて考えられないくらいに…光秀さんを愛しています。だから……。ずっと…光秀さんの傍にいさせて下さい……」

涙で濡れた頬へ唇を寄せ軽く口付けを落とすと、光秀は舞を優しく抱きしめた

「それが…お前の返事でいいんだな?撤回は出来ないぞ?」

「ふふっ、いつも余裕な光秀さんらしくないですよ?嫌って言われても離れませんから、覚悟して下さいね」

「ふっ…肝に命じておこう」

愛らしい笑顔を浮かべる舞を抱きしめたまま、再び唇を重ね合わせると、光秀は優しく微笑んだ



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