第18章 全てを乗り越えて (光秀×舞) R18 リクエスト作品
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「はぁ?!光秀、お前な……」
勝手な物言いに苛立った声をあげた秀吉に、舞が慌てて声をかける
「あっ、あの…。秀吉さん、来てくれて有難うございます。良かったらお茶でも……っ」
秀吉は、困ったように見つめてくる舞の頭にポンと手を乗せると、優しく微笑んだ
「いや、光秀の言葉を素直に受け入れるのは不本意だが…今日は遠慮しておく。光秀の相手は大変だろうが、困った時はいつでも頼れよ?」
「秀吉さん…。うん、有難う…」
ふわりと微笑む舞に、下がった目尻を更に下げると、秀吉は部屋を出て行った
光秀は、秀吉の後姿を見送っている舞の背中をぎゅっと抱きしめると、頬に優しく唇を押し当てる
舞は驚いて目を見開いた後、抱きしめる光秀の腕に自身の手をそっと重ねあわせた
「助けてくれて、有難うございます。光秀さんなら絶対来てくれるって、信じてました」
「随分と信用されたものだ。まぁ…否定はしないがな」
(何を犠牲にしてでもお前を守ると誓った。だが…)
「相変わらず目が離せないな、お前は…」
「うっ、ごめんなさい…。あ、あのっ、それで…家康の件はどうなったんですか?」
勢いよく振り返り、不安そうな顔で尋ねてくる舞の頬に手を当て、少し屈んだ姿勢で目線を合わせると、そのまま噛み付くように口付けをする
舞は少しだけ目を見開きながら、与えられる口付けを必死に受け止めていた
「ん…っ…ふ……っ、あ……っ…ふぁ…っ」
激しい口付けに崩れ落ちそうになる舞を抱き上げると、唇が名残惜しそうにゆっくり離れていく
「っ…光秀さん……っ……」
「お前に他意がないのはわかっている。だが…俺の前であまり他の男の話をするな。優しくしてやれなくなりそうだ」
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