第17章 今日という特別な日に (光秀×舞) R18 誕生日SS
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10月4日は、光秀さんの誕生日
光秀さんと恋仲になって初めて迎える誕生日
大好きな人が生まれた日を盛大にお祝いしてあげたいという思いから、舞は色々と頭を悩ませていた
プレゼントは悩んだ挙句、光秀の着物を新調する事にしたのだが、それだけでは何か物足りないような気持ちになっていた
「何かいい案がないかなぁ…」
(そういえば…この間、信長様が珍しいお酒が手に入ったって言ってたよね……)
(みんなで光秀さんの誕生日を祝う宴を開いてもらうのはどうかな?うん!いいアイディアかも…!!)
舞はそう思い立つと、急いで天主へと向かった
「ほう……宴をな。ならば、光秀は遠方へ公務に行かせるとしよう。そうすれば、準備も出来るだろう」
「確かに…光秀さんは察しがいいので、近くにいたら直ぐに気付いてしまいそうですしね」
瞳をキラキラと輝かせる舞を見つめ、信長の唇はゆっくりと弧を描いた
「では光秀が出立次第、軍議を開く。貴様はそれまでに内容を考えておけ」
「はい…っ!有難うございます!」
トントン拍子に話は進み、心が躍る
(よし!光秀さんが喜んでくれるように頑張ろう…!)
舞は、決意を胸に天主を後にした
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