第16章 愛する覚悟 (光秀×舞) R18
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「はあ…っ、はあ…っ……」
荒い呼吸を繰り返しながら光秀に身体を預けてくる舞を抱きしめながら、汗ばむ額へ口付ける
そのまま舞の顔を覗き込むと、唇に触れるだけの優しい口付けを落とした
「光秀さん……」
「ん…?どうした。どこか痛むのか?」
「っ、違……っ、そうじゃなくて……っ、その……」
何か言いたげな舞をジッと見つめながら目尻を下げると、舞は意を決したように口を開いた
「私……その……っ、私も…光秀さんの事が大好きです」
「舞……?」
「私の気持ち…伝えられてなかったから、ちゃんと伝えたくて……」
恥ずかしそうに俯く舞の愛らしさに思わず笑いが込み上げる
「くはは…っ。何を言うかと思えば…っ、はははっ」
大声を上げて笑うと、舞は少し驚いた後、頬をぷくっと膨らませた
「っ、私は真面目に……っ」
「わかっている。はははっ、本当…お前はいつも笑わせてくれる」
「光秀さん…っ!!」
「お前は今のままで、俺の傍にいろ。毎日、嫌という程虐めてやる」
「っ、光秀さん…っ、はい…!!でも、意地悪は嫌です…っ」
「ふっ、そうだったか?」
「そうですっ。ふふふ…っ」
声を上げて笑う舞が愛しくて、抱きしめる腕に力が篭る
そのまま引き寄せられるように重ねた唇は、再び熱を持ち、全身を駆け巡った
「み、光秀さん……っ?!」
「夜はまだ長い……。黙ってこのまま、身を委ねていろ」
「………っ、あ……」
首筋に口付けて所有の証を刻むと、そのままゆっくりと舌を這わせていく
お前に、嫌という程教えてやろう
お前への抑えきれない想いと熱情を
(愛している………)
お前だけを
俺の生涯の全てをかけてーーーーーー
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