第15章 新たなる決意 (秀吉×舞) R18 リクエスト作品
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ここ最近、舞の様子がおかしい
逢瀬に誘えば笑顔で頷いてくれるし、何よりも大事にしてる自覚はある
信長様に舞との事を認めてもらう為、政務だって今まで以上に頑張ってるつもりだ
だけど…最近、舞はどこかへ出かけてる事が多くなった
政務がひと段落ついた時に舞の元を訪れるものの…やはり舞は今日も部屋にいなかった
「一体、何処へ行ってるんだ…」
針子部屋へ行ってみるも、やはり舞の姿はない
「舞を知らないか?さっきから探しているんだ」
「ああ、舞様なら……」
「ちょっと、それは……!!」
何かを言いかけた女は、別の女が咎めるように会話を遮った途端、急に言葉を濁した
「っ、え、えと…。舞様は…城下にでも行かれたんじゃないですかね?今日は見てません」
秀吉は、明らかに何かを知っている様子の女達に微笑みを向け、もう一度聞く
「舞に大事な用があるんだ。今、何処にいるのか教えてくれないか?」
破壊力抜群の笑顔に悩殺され、針子部屋が一気に色めき立つ
「き、急を要する事…ですか?」
「ああ。今すぐに伝えないといけない用事なんだ」
針子仲間達は顔を見合わせると、決意した様子で口を開いた
「っ、舞様なら…おそらく家康様の所にいらっしゃると思います。あ、あの…私達が話した事は……」
「ああ。今聞いた事は言わないから安心してくれ。教えてくれて有難う」
秀吉は再び笑顔を覗かせると、針子部屋を出て行った
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