第13章 第13話
…じゅん…って…
それってやっぱり…翔の世界の…
雅「潤ー!」
和「潤くん!翔ちゃんは…!」
智「…ひどい…」
俺の声が聞こえたのか、皆が東屋に駆けつけてきた
そしてやはりこの光景をみて言葉を失っていた
潤「…俺のせいだ…」
智「…潤くん…」
潤「俺が翔にあんな事したせいで…翔は向こうに帰ろうとして…」
和「・・・」
潤「ごめん…ごめんな…翔…」
俺は意識ない翔の身体を強く抱き締めた…
雅「…泣き言は終わってからしろよ」
潤「…雅紀…」
雅「お前が本当に翔に申し訳ないと思うなら、翔が望む事をやってやれ。それが翔に対する贖罪だ」
…翔が望む事…
向こうの『俺』に翔を返す事…
確かに雅紀の言う通りだ…
…でもそれは俺と翔の永遠の別れになる…