第9章 第9話
翔「何?そんなにお腹空いてるのか?ちょっと待ってろよ、すぐに出来るから」
雅「・・・」
翔「…雅紀?」
…どうしたんだ?さっきから抱きついたまま…何かあったのか?
雅「翔…エプロン姿ホントに似合うね」
翔「あっ…ありがとう…ってお前それだけの為に抱きついてるのか?俺このままじゃ何も作れな…」
雅「…きだ…」
翔「え?」
背中越しに何か呟いたようだったけど、声が小さくて聞き取れなかった
すると俺から離れたと思ったら何故か俺の身体を自分に向かせて
雅「好きだ翔…」
翔「…へ?」
俺の目を真っ直ぐ見据えて告白してきた
翔「あ…あの…俺も雅紀の事好きだよ?」
雅「それって友達として?それとも恋愛対象として?」
翔「えっ…」
雅「俺は翔の事恋愛対象として好きだ」
雅紀が…俺の事を…?