第22章 第22話
『俺の事より翔、早く潤の所に戻れよ。アイツ待ってるぞ』
雅紀からそう言われ(その時の雅紀の顔は真っ赤になってて、ちょっと可愛かった)俺は潤の病室に戻った
<ガラー…>
潤「翔」
翔「あ…智くんとニノは?」
潤「2人とも帰ったよ。これからまた仕事だって」
翔「そ…か…」
うー…何か気まずいなー…
俺が声を掛けることを躊躇っていたら
潤「翔、上手くいけば来週帰れるかもしれないぞ」
翔「えっ?」
な、何で突然?
潤「来週大気が不安定な天気が続いて、ゲリラ豪雨が起こりやすくなるんだって。だから…」
潤…そんな怪我を負ってまでも俺の事を…
俺は思わず潤に抱き付いていた
潤「えっ…し、翔?どうしたんだ?」
翔「何でもない…ありがとう潤…」
帰ろう…今度こそ…
きっと行ける…俺はそう確信していた…