第22章 第22話
~潤side~
潤「…ん…」
重い瞼を開けて辺りを見回すと、どうやら病院のようだった
…そっか…あの後意識飛ばした俺を、誰かが助けてくれたのか…
その時、ふと布団に重みを感じたので横を見ると、そこには翔が俯せたまま眠っていた
潤「…翔…」
翔…お前帰れたのか…?今ここにいるのはどっちの…
俺は腕を伸ばして翔の頭に触れた
すると翔が飛び起きて
翔「…じゅ…ん…」
俺の顔を見るなり、ポロポロと泣き出してしまった
潤「翔…どうし…」
驚いて声を掛けると翔は俺に抱きついてきて
翔「潤っ!潤ごめん!俺のせいでこんな怪我…」
えっ…俺のせいで…って事はもしかして…
潤「翔…お前…帰れなかったのか…?」
俺が問いかけると、翔は俺に抱きついたまま頭を縦に振った