第21章 第21話
~翔side~
俺は急ぎ潤にメールをし、皆にも簡単にお礼のメールをした
そしてタクシーを飛ばして砂浜に到着していた
翔「…やっぱり…似てる…あの時と…」
この空…俺がこの世界に来た時と同じ雲だ…
これならきっと行ける…元の世界に帰れる…
潤『翔ーーーっ』
…潤…ごめんな…俺が勝手に押し掛けたのに、お礼も言わずに帰ろうとして…
翔「…もう少し時間があるかな…」
せめて最後に潤にお礼だけでも伝えようと思い、持っていたスマホを取り出し潤に電話しようとした
その時…
<ゴロゴロ>
ーピカッ!ー
翔「えっ!」
突然俺の視界に稲光が見え
<ドーーーン!>
翔「うわっ!」
それが少し離れた木に落ちた
そして衝撃でその木が俺に向かって倒れかかってくるのが見えた