第21章 第21話
~翔side~
あの日から俺達は毎日天気予報を確認し、落雷が起きそうな天候の時は砂浜に向かっていた
けどあれ以降、落雷は全く起こらなかった
智「待ち焦がれる時には起きないんだね…」
雅「焦ってもしょうがないよ。自然の事だからさ」
潤「でも、あまり悠長な事言ってられないよ」
和「そうだね…今はまだ季節的に雷のシーズンだけど、これ以降は…」
今シーズンを逃すと来年まで待たなきゃならない…
でも俺1人の為にこれ以上皆に迷惑かけれない…
皆は俺が向こうに帰る時に立ち会えるようにと、仕事を調節してくれていたから…
潤「翔…どうした?暗い顔して…」
雅「大丈夫だよ翔。すぐ帰れるようになるからさ」
翔「…ん…」
皆の気持ちは嬉しいけど…やっぱり急がないと…