第17章 第17話
智「社長もね、俺がスピリチュアリストだということを誰にも口外しないようにしてくれた…だから少しでも恩返しにと思ってスカウトに協力してるんだ」
翔「そうだったんだ…」
智「今では雅紀くんや潤くん…それに翔くんも普通に接してくれて…友達として付き合ってくれてる…本当に幸せだよ、俺は…」
翔「智くん…」
智くんはまだ涙を滲ませてはいたけど、その顔は今までにないくらい綺麗に微笑んでいた
そんな智くんの身体を俺は思わず抱き寄せた
智「翔くん…?」
翔「ありがとう智くん…色々話してくれて…これからは何かあったら何でも言って…俺に出来る事なら何でもするから…俺達友達だから…」
智「翔…くん…うん…うん…」
智くんは俺の腕の中で身体を丸くして泣いていた…