第17章 第17話
智「でもやっぱり俺はあまり人に接したくなかったから、和とも出来るだけ距離をとってたんだ。それでも和はお構い無く話しかけてきて…で、聞いたんだ。何で構うのかって…すると和、何て言ったと思う?」
翔「…?何て言ったの?」
智「『初めて会った時から大野さん苦しそうだな…って思ってた…だから俺でよければ貴方の支えになりたいから』って」
…え?あれ?
翔「…そのセリフ…」
智「うん、さっき翔くんが言ってくれた言葉に似てるよね」
そっか…それでさっき驚いた顔してたのか…
智「初めてだった…俺がスピリチュアリストと知っても変わらず接してくれたのも…本当の友達が出来たのも…」
そう言って智くんは目に涙を滲ませていた