第17章 第17話
翔「やあーーーっ!」
潤「翔!?」
何だ!?翔が突然怯えて叫びだしてしまった!
翔「止めっ…嫌っ!嫌ーーーっ!」
潤「翔!落ち着け!俺だ!」
翔の肩を掴み身体を揺さぶったけど翔は俺を見ずに取り乱していた
潤「翔!大丈夫だから落ち着け!」
俺は翔の身体を強く抱き締めた
暫く興奮していたようだけど、段々落ち着いてきたのか俺の服を掴み
翔「…じゅ…ん…?」
潤「そう…俺だよ…大丈夫か?」
俺だと気付いたのか真っ青だった顔色は少しずつ赤みを帯びてきた
翔「ご…ごめん…俺取り乱して…」
潤「俺なら大丈夫だよ…何かあったのか?」
翔「…本当にごめん…アイツらと潤を見間違うなんて…俺…」
そう言って翔は微かに震えていた
潤「あっ…」
そうか…俺が顔を近付けた時思い出したんだ…
あの強姦された時の事を…
翔の心の傷はまだ癒えていないんだ…