第2章 第2話
声がした方に顔を向けるとそこにいたのは
翔「潤…」
潤が俺達を見下ろすように佇んでいた
男③「何だお前…邪魔すんじゃ…」
俺の足を押さえていた男が立ち上がり潤に近付いていくと
男①「お、おいヤバいぞ。そいつモデルの松本潤だ」
男②「えっ!」
…え?モデル?…ヤバいって…
すると潤は俺の方を一瞥し
潤「翔…お前こんな所で何してる」
翔「えっ…潤…」
今…翔って…やっぱり俺の事…
男③「え!?こ、こいつ松本の知り合い…!?」
潤「お前ら、人のモンに手を出しといてただで済むと思ってるのか?」
男②「ご、ごめん!しし、知らなかったんだよ!」
男①「お、おい行こうぜ!」
男達は逃げるようにその場を離れていった
…一体何がどうなって…
潤「おいあんた。何でここにいるんだよ」
そう言いながら潤は俺の身体を起こしてくれた
翔「潤…会いたかった…」
潤「えっ…おいあんた熱が…」
潤の顔を見た途端、今まで押さえていた涙が溢れ出ていた
そして安心したからか…
潤「お、おい!」
俺はそのまま意識を失っていた…