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例え世界が変わっても【気象系BL】

第14章 第14話


雅「潤の父親は仕事一途な人でさ…まあ貿易会社の社長だから仕方ないけど、ほとんど海外を飛び回ってて、自宅に帰る事なんて1年に数日位しかないんだ」

翔「たった数日だけ?」

雅「うん。で、母親もパーティーだの何だのとほとんど家にいなくてさ…一人っ子の潤はあの広い家にいつも独りぼっちだったんだ…」

一人っ子…俺の世界の潤とは違うんだ…

雅「俺の家が近いから子供の時はほぼ毎日ご飯食べに来てたんだけど…」

…?

翔「…何かあったのか?」

雅「…よくある事だよ…そんな家庭で育ったからさ…あいつ中学位からかなり荒れたんだ」

翔「荒れた…?」

雅「うん…ほとんど毎日ケンカばっかでさ…酒もタバコもやって…何度も補導されたんだ」

そんなに…

俺は雅紀の言葉が俄には信じられなかった

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