第9章 生徒のち嫁【相澤消太/裏】
相澤「お前ら〜席付け!今から一限目の数学だがその前に1つ報告しとかなきゃいけないことがある
数学のスナイプ先生だが、メディア関係の仕事がちょうどブッキングして授業来れなくなった。
よって、一限目の数学は俺が代わりにやることになった」
上鳴「えーーじゃあ自習で良くないっすか?」
芦戸「私も自習の方がいい〜!!」
みんながブーブー文句を言う中、私だけは密かにこの状況を喜んでいた
『(…相澤先生をじっくり見れる!幸せ過ぎてニヤける/////)』
私高橋楓は担任の相澤消太先生に絶賛片想い中です!
相澤「んじゃ、起立…礼!着席…
委員長、数学今どの辺まで進んでる?」
飯田「はい、教科書54ページの
二次関数の応用まではやりましたので
その続きをお願いします。」
相澤「わかった、じゃ教科書55ページ開け」
相澤先生の授業中、授業の内容なんて耳に入らないまま私は
相澤先生を見入ってしまっていた
『(……カッコいい♡大人の男の人って感じがするっ!
………あ!この格好良さをなんとか残さねば!!)」
私は数学のノートに授業内容を説明する相澤先生の姿を
スケッチしはじめた
『(相澤先生優しくてかっこよくて生徒思い…
こんな人が彼氏だったらもう最高♡)』
絵を描くのは結構時間かかるタイプの私は授業時間のほとんどの時間を費やして相澤先生を描き上げた
『(できた!相澤先生♡
…あ、でもやっぱりこの髪のうねりもうちょっと加筆したい)』
相澤「……この55と56ページの計算問題みんなできたな?
ノート後ろから回収したら今日は授業終わりだ」
『うえっ!?』
相澤「どうした?高橋?」
『あっ…い、いえ…何でもないです』
『(ノート集めるの!?やばいっ…落書き消さないとっ!)」
消しゴムを手に取った瞬間私の前の席の八百屋さんに
八百万「後ろから回収という事ですので、高橋さんすみませんがノート集めていただけませんか?」
と言われてしまったので自分のノートだけ避けて
私より前にいる人たちのだけ回収していると
八百万「高橋さんご自分のノートは提出しないのですか?」