第5章 嫌い!嫌い?好き・・・(上杉謙信)
光秀「あとこれは俺が個人的に見たのだが・・・
ずいぶんと啼いていたなお前」
忍「み・・・見たんですか!?」
光秀「そもそもあのような場所で盛る方に、
問題があるとは思わんのか?」
忍「あれは謙信様が勝手に・・・あ・・・」
信長「ほう・・・?」
秀吉「お前・・・」
政宗「へえ・・・」
家康「何やってんの・・・」
三成「・・・そういうことでしたか」
六人の武将の冷たい目線が忍に降り注ぐ。
光秀「信長様、手癖の悪い虫の正体は、
虫ではなく龍だったようですね」
信長「そうだな。俺のものに手を出すとは許せん」
三成「外でなどと謙信殿は、
何を考えていらっしゃるのでしょう」
家康「三成、気にするところそこじゃない」
秀吉「そうだぞ。俺たちに挨拶もなしに、
あいつは忍に手を出したんだぞ」
政宗「秀吉・・・お前もそこじゃない」
忍「あの・・・みなさん・・・?」
六人「軍神殺す!!」
普段は一部バラバラな安土武将の心が、
一つになった瞬間だった。
本当に終わり
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