第38章 なかぬなら・・・(秀吉ED)
秀吉がずるりと、
忍のナカからモノを抜いた瞬間、
忍の身体は崩れ落ち、地面に倒れこむ。
そのままその身体が土で汚れるのも、
気にすることなく、顔を手で覆い、
忍は泣き始めた。
そのナカからは、
秀吉が無遠慮に注ぎ込んだ子種と、
初めての証の赤い血がとろとろと流れ、
太ももをつたいながら、
やがて地面に吸い込まれた。
秀吉は子種を注いだことで、
最初は忍とつながった充足感を得ていた。
だがやがて泣く忍の姿を見ながら、
我に返り、秀吉の心を占め始めたのは、
大事な妹を・・・
大事な女の子に対して・・・
なんてことをという罪悪感だった。
秀吉は土に汚れながらも、
なお泣き続ける忍を起こすことも、
その場から立ち去ることもできずに、
ただその姿を呆然と、
見つめることしかできないのだった・・・
おしまい