第5章 嫌い！嫌い？好き・・・（上杉謙信）

おまけその一（春日山のとある温泉にて）
信玄「謙信・・・その傷どうした？」
謙信「・・・ああ・・・あの女にやられた」
信玄「あの女ってお前蹴ったあのお嬢ちゃんか？」
謙信「そうだ・・・」
幸村「また怒らせたんですか？」
謙信「いや・・・啼かせてきた」
佐助「啼かせてって・・・まさか・・・」
謙信「ふ・・・近々春日山に来る」
幸村「蹴られて根に持って泣かせるとか謙信様・・・」
信玄「幸・・・たぶんお前の想像しているのと、
　　　違うから安心しなさい。
　　　で？あのお嬢ちゃんそんなによかったのか？」
謙信「お前にはいわん」
信玄「なるほど軍神を落とす名器か・・・
　　　俺もあの時あのお嬢ちゃん怒らせて、
　　　味見しておくんだったな」
謙信「斬るぞ？」
信玄「冗談だ。しかしその分だと、
　　　安土の連中とまた戦になりそうだな・・・」
謙信「ああ・・・楽しみだ」
佐助「それはどちらの意味で？」
謙信「決まっている両方だ」
佐助「（忍さん・・・
　　　君は本当面倒な人間にばかり好かれるな・・・）」