第38章 なかぬなら・・・(秀吉ED)
忍「んっ・・・」
異物感と痛みに手ぬぐいで、
封じられた口の隙間から悲鳴が漏れる。
秀吉「狭いな・・・初めてか?」
忍「んぅ・・・んっ・・・」
秀吉の言葉に忍は首を縦にふった。
付き合ってはいないとはいえ、
忍には別に思い人がいる。
お願いだから初めてを、
奪わないでほしい。
初めてでなかったとしても、
思い人以外が触れないでほしい。
忍は秀吉に懇願した。
優しい兄なら、
妹の嫌がることなんてしないだろうと・・・
ここまでされても忍は、
秀吉のことを信じたかったのだ・・・
だがそんな忍の懇願を、
信じたい気持ちを、
秀吉は一蹴するかのように、
忍のナカで指を動かし始めた。
忍の理性とともに、
秀吉の指は忍の希望を壊し、
絶望という名の欲を植え付けようとしていた。