第38章 なかぬなら・・・(秀吉ED)
だが、秀吉の手がうっかり、
忍の胸元に触れてしまったその時、
兄と妹という関係は、
脆くも崩壊することになる。
忍「んぅ・・・」
着物を着せようとしたその手が、
薬で感じやすくなっていた、
忍の頂に触れ、
そのために忍は甘い声をあげた。
秀吉「!!」
その声に秀吉は固まっていた。
自分たちは兄と妹だ。
何も後ろめたいことなどないはず・・・
否、兄と妹という言葉で言い訳をし、
保っていただけの偽りの思いと関係は、
たやすく崩れようとしていた。
秀吉「兄を誘惑するなんていけない妹だな。
そんな妹にはお仕置きだ」
秀吉はそういうと忍に、
着物を着せるための手をとめ、
忍の肩をつかむと、
その唇を無理やり奪っていた。
忍「んー・・・」
忍は秀吉の様子に、
慌てて逃げようとするが、
秀吉の力に太刀打ちすらできず、
秀吉のなすがままになっていた。