第34章 狐と蛇（明智光秀）

忍「私にそれ得でもあるの？」
光秀「得だと？」
忍「対価。私の時と身体を一刻でも得るんだ、
　　　　それくらい当然だと思うけど？」

光秀「対価は俺の時間と子種だ。どうだ？」
忍「・・・足りないわね。
　　　　まあいいわ。
　　　　後でもらい受けることにする」
忍はそういうと、
光秀の愛撫を甘んじて受け始めた。
光秀はその様子に笑みを浮かべる。

光秀「ふ・・・お前のほとが、
　　　水を流しているようだが？
　　　そろそろ挿れさせてもらっても？」
忍「好きにすれば、今だけはあんたのモノよ」
光秀「（今だけ・・・か）」
光秀はそう思案すると、モノを、
忍の秘所にあてがい、
そのまま腰を押し進める。
水の中、二人の身体は一つになっていた。

忍「んぅ・・・あんたでかすぎ。
　　　　少しは自重しなさいよ」
光秀「小さいよりかはいいだろう？
　　　あと俺のこれが、
　　　今でかいのは主にお前のせいだ」

忍「ところで・・・今更だけど・・・
　　　　房事の場所が、
　　　　こんなところでよかったわけ？」
光秀「本当に今更・・・だな。
　　　先に俺に触れておきながらよくいう。
　　　天幕に連れ帰ろうとして、
　　　拒んだのもお前だろう」
忍「まあ私だからいいけど、
　　　　普通の人間の女の子にやったらダメだよ？」
光秀「人間の？おいどういう意味・・・」
淡々とした交わりの中、
光秀の問いは彼女には届かなかった。