第34章 狐と蛇(明智光秀)
光秀「よい気持ちだな。娘」
白蛇「!!」
光秀にふいに声をかけられ、
噂の白蛇はびくりとなった。
白蛇「ど・・・どうも?」
脱いだところを見られたとは、
よもや思っていない、
白蛇は光秀にただの少女のふりをした。
光秀「ごまかす必要はないぞ“白蛇”」
光秀は少女の耳元でそうつげる。
白蛇「な・・・何のことでしょうか?」
光秀「すべて見ていたといえば、
かしこいお前ならすべて分かるな?」
白蛇「ちっ・・・しくったわ。つけてたわけ?白狐」
光秀「いや偶然だ。
しかし白蛇がよもやこんな小娘とは・・・」
白蛇「女の裸見ておいてそれ?
ってか何であんたまでつかってんのよ」
光秀「お前を逃がさぬために決まっているだろう?」
光秀はそういうとその大きな身体で少女を包み込む。