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イケメン戦国短編集

第33章 我が儘(武田信玄) ※閲覧注意


忍の部屋
信玄「忍いるかー?」
忍「信玄様!?」
信玄「おいおいつれないな・・・
   実の弟に向かって」
忍「それ言ったら、
     信玄様だって姉様でしょ?」
信玄「忍はそう呼ばれたい?」
忍「昔は呼んでくれたじゃない・・・」
信玄「昔と今は違うさ・・・
   よく分かってんだろ・・・?」
忍「そうだけど・・・
    そういえばあの噂本当なの・・・?」
信玄「噂ってなんのことだ・・・?」
忍「謙信様との婚姻の話」
信玄「・・・・・・!?
   おま・・・それ・・・」
忍「本当なのね・・・」
信玄「いや・・・謙信は断ったって言ってた。
   本当かどうかはわからないがな・・・
   ただ上杉との婚姻は、
   避けられないかもしれないな・・・」
忍「悩んでるのね・・・」
信玄「ああ・・・男としては、
   忍をだれにも渡したくない。
   でも・・・武田の将としては、
   避けられないのも分かっている・・・
   俺はどうするべきなんだろうな・・・」
忍「私は信玄様の意思に従うわ。
    それがたとえ、
    修羅の道であったとしても・・・」
信玄「じゃあ俺が抱きたいと言ったら、
   夜伽の相手でもしてくれるのかな?」
忍「信玄様がそれを望むなら・・・」
信玄は目を見開くと、
そっと微笑む。
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