第29章 女城主の決断(政宗編)
忍は一度国へ戻ると家臣と話し合い、
民のためにも政宗の申し入れを、
受け入れる決断をする。
忍は再度政宗のもとを訪れていた。
忍「政宗殿、あなたとの婚姻、
謹んでお受けいたします」
政宗「おう。受け入れてくれてよかったぜ。
さてと婚姻の儀の詳しい話をしねえとな」
忍「はい・・・」
政宗と忍はそのまま、
婚儀の詳しい日取りと、
どのくらいの大きさでやるかということを話し合う。
お互い国を治める者同士ということもあり、
本人だけでなく、
それぞれの家臣たちも、
意見を出し合っていた。
話し合いは長い時間におよび、
話し合いが終わったころには、
忍も政宗も疲れ果てていた。
その話し合いのおかげか、
婚儀は滞りなく行われ、
忍は政宗の妻として迎えられると、
それぞれの国は同盟関係となったのだった。