第29章 女城主の決断(政宗編)
忍「な・・・何する!!」
政宗「だから水浴びだっての。
いいかげん脱げよ」
政宗はそういうと、
忍の着物を強引に脱がす。
だが次の瞬間、政宗は固まった。
着物を脱がされた忍の裸は、
政宗が想像していたモノとは違っていたからだ。
政宗「・・・?お前股のモンどうした?」
忍「股の・・・?」
政宗「これだよ。これ」
政宗は自分の下半身のブツを指さす。
忍「そんなの生まれた時からないよ・・・」
政宗「・・・お前女か」
忍「うん・・・」
政宗の言葉を忍は静かに肯定する。
政宗「あー・・・どうすっかな」
政宗は湖につかったまま頭をかく。
忍「何が?」
政宗「いやこっちの話だ。忍」
忍「何?」
政宗「さっきは考えてやるっていったけどな。
俺が将になって、
お前もそうなったときには、
お前を迎えに行くけどいいか?」
忍「それって同盟ってこと?」
政宗「まあそんなもんだ。どうする?」
忍「うん・・・その時がきたらね」
政宗「おうその時がきたらな」
政宗と忍は裸のまま、
そんなことを誓い合った。