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イケメン戦国短編集

第27章 女城主の決断(信玄ほか編)


幸村「信玄様何事ですか!?」
悲鳴を聞きつけたのだろうか、
部屋に信玄の家臣である幸村が、
襖をあけて慌てて入ってきた。
幸村が見たのは裸の主君と、
同じく裸の忍の姿だった。
幸村「うわっ!!何してんですか!?」
信玄だけならともかくとして、
忍の裸を見てしまった幸村は、
顔を赤くして慌てていた。
信玄「何って見れば分かるだろ?幸」
邪魔が入ったなと信玄は笑いながらそういう。
言いながらもその笑みは余裕があり、
忍とはつながったまま幸村の方を見ている。
幸村「・・・××国の人間がくると聞きましたが?」
信玄「おう、だから今こうして接待中だ」
信玄はそういうと自身をくわえこむ忍を指さした。
幸村「悪趣味な接待ですね。
   ××国の助平当主が、
   和睦のためにそいつをよこしたとかですか?」
信玄「いや当主はそんなことはしない。
   俺がただこの子を欲しくて、
   当主様に拝み倒しただけだ」
幸村「そんないいんですか?
   ただのガキじゃねえか」
信玄「こら、客人にそんな口を聞くんじゃない。
   当主様に失礼だろうが」
幸村「は?」
信玄の言葉に幸村は訝しげな顔をする。
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