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イケメン戦国短編集

第27章 女城主の決断(信玄ほか編)


信玄「そんな顔するな。
   俺は君から国を奪ったりはしない。
   まあ君個人は欲しいとは思うがね」
忍「・・・?」
信玄の言葉に忍は首をかしげる。
信玄はそんな姿も愛らしいななどと心の中で思う。
信玄「女当主様はどんな味がするんだろうとそう思ってな。
   当主様が望むなら、
   このまま褥につれてきたいところだが」
忍「褥ってえ!?」
信玄「ははは、まあ嫌なら無理強いはしない。
   ただまあ警戒心は持った方がいいな。
   こんな簡単に男につかまっているようではな・・・」
忍「・・・信玄殿が私に、
    興味あるとは思えませんので」
信玄「残念だったな?」
信玄はにやりと笑うと腰を忍に押し付けた。
忍「?信玄殿。
    何やら刀が私の足に当たっているのですが、
    それにしても信玄殿は変わった場所に、
    刀をおさめていますね」
信玄「刀か・・・できればその刀、
   抜かせてもらえるといいんだが?」
忍「あの・・・斬りあいは、
    苦手なので遠慮したいのですが・・・」
信玄「斬りあいはしないよ。この刀はね。
   ただ当主様に見てほしいとは思うかな。
   ・・・このまま俺の部屋にさらうとしよう」
信玄はそういうと、忍を抱きかかえ、
部屋へと連れて行った。
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