第26章 女城主の決断(信長編)
忍「!?ちょ・・・」
信長「なんだ?将同士の裸の付き合いだろ?」
忍「あー・・・もういいです」
信長「ふ・・・素直だな」
忍「文句言っても聞かないでしょう?」
信長「まあな。で?文の用は何なのだ」
忍「え?普通に傘下にいれてくれ・・・
ですけど?」
信長「罠とかではないのか?」
忍「・・・やる意味がないです」
信長「なぜ急に。貴様の父親はせんかったことを」
忍「・・・私の力じゃ国や民を、
守れないから・・・ですよ。
力をつけるまであなたや謙信殿が、
待ってくれるとは思えなかった。
だから傘下に下った方がいいとそう思った。
それ以上の理由が必要ですか?」
信長「いや・・・なかなか聡い女だ」
忍「やめてくださいよ。
守られなければ何もできない。
人の力を借りなければ何も守れない。
仮初の城主ですよ。私は・・・」
忍は切なげにそう語る。