第24章 女城主の決断(共通)
忍「私を含め、国にあれらとやりあう力はない。
そして私には民や国を守るだけの力すらない。
先代ほどのな・・・」
家臣ら「それは・・・」
忍「お前たちが一番知っているだろう?
もし今、まともに戦をすれば、
二匹の龍のどちらかに滅ぼされる。
されど力をつけようにも、
その時間を彼らが待ってくれるか分からんし、
そもそもどのくらい時間が、
かかるかすら分からない。
なれば今のうちに、
どちらかの龍の味方になるのが、
国や民を守るには最善だと思わぬか?」
家臣「それでは忍様が」
忍「よい。私はもう十分守られた。
私の身一つで守れるならばそれでよい。
まあ無理強いはしない。
私につくのが嫌なら、
好きな武将のもとにつげばいい」
忍はふっと笑うと広間を後にした。