第24章 女城主の決断(共通)
ある桜の舞う日、
とある城の広間にて
家臣1「忍様当主就任、
おめでとうございます」
忍「先代から継いだだけだ。
私があの人の娘でなければ、
こうはならなかっただろう?」
家臣2「それでもあなた様は、
今日よりこの城の城主となったのです」
忍「城主か・・・
早速だが軍議を行いたい」
家臣1「と申しますと?」
忍「この国の将来についてだ。
私としては龍か鬼か、
後ろ盾がほしいと思っている」
家臣2「織田か上杉か戦を仕掛けると?」
忍「いや傘下につく」
家臣3「国を売るつもりですか?」
忍「そんなつもりは毛頭ない。
だが考えてみろ。
私の国の周りにいるのは二匹の龍だ」
独眼竜と軍神の名前をあげると、
忍は憂い気な顔をした。