第18章 狐の手ほどき~前編~(明智光秀)
光秀「ようやくここまで来たか・・・
長かったな・・・」
忍「すいません・・・」
光秀「かまわん・・・時間がかかるのも、
好きな男はいるからな。忍」
忍「はい」
光秀「手を貸せ」
光秀はその場に座ると忍にそう命令した。
忍「それは右ですか?左ですか?」
光秀「どちらでもかまわん」
忍はおずおずと右手を差し出した。
光秀は忍の右手をつかむと、
自分のほうに引き寄せた。
忍も床に膝をつく形になる
忍「何を・・・ひゃっ・・・」
光秀は忍の手を襦袢ごしに、
自身のモノがある場所に触れさせた。
忍が思わず握りしめそうになるのを、
光秀は注意をした。