第18章 狐の手ほどき~前編~(明智光秀)
指導四日目
光秀「今日はいつもと違い、
お前の体に俺が触れるのではなく、
俺の体に触れる指導を行う」
忍「と申しますと・・・?」
光秀「色事とは男が一方的に女に触れるものとは限らん。
時に女のほうが男に触れ、
男の情欲を煽る手練手管もいるということだ」
忍「なるほど・・・」
光秀「というわけだ。
今宵はお前が俺の着物を脱がせろ」
忍「ど・・・どのようにですか!?」
光秀「しまった・・・そういえばお前は生娘だったな。
ここ最近生娘の相手なぞ、
していなかったから忘れていた・・・
いいか俺の言うとおりに脱がせ」
忍「はい・・・」
光秀「まずは俺の肩から羽織を脱がせろ」
忍「羽織を・・・あの光秀様・・・・」
羽織を脱がせという命令に、
忍は困ったような顔をする。