第3章 天邪鬼の仕返し(徳川家康)
俺は忍の訴えを無視すると、
彼女の袴をするりと脱がした。
男装している分、着物は自分と同じだから、
女の着物よりは幾分脱がせやすかった・・・ように思う。
そこは俺と同じ褌がまかれていた。
そこもきちんと男物なのだと、
彼女の徹底具合に思わず感心してしまった。
俺はそのまま彼女の褌をも剥ぎ取った。
そこにあったのは、どんなに服装で男のふりをしようと、
どんなに言葉づかいで誤魔化そうとも、
誤魔化すことができない、
薄い茂みに覆われた女の部分だった。
家康「へえ・・・男のふりしていてもここ濡れるんだ?」
俺は彼女の茂みをかきわけ、濡れそぼったそこに触れた。
忍「それは竹千代が・・・」
家康「俺が何・・・?」
忍「触るから・・・」
憎いはずの敵が見せた女の顔に、
俺は自分の理性が飛ぶのを感じた。