第17章 鬼虎演舞（顕如＆武田信玄）

顕如「（そうだ。私も最初この目にとらわれたのだ）」
顕如はその様子を静かに見ていた。
信玄「顕如はとめないんだな？
　　　俺がお前の女に手を出すのを」
顕如「私の女ではないからな。
　　　こうしてたまに逢っては、
　　　身体を重ねているだけだ」
信玄「ならいいわけか？
　　　俺が彼女のナカに子種をまき散らしても？」
顕如「何をいって・・・」
信玄「俺はお前と違うからな。
　　　俺は遠慮なく子種をまいて、
　　　信長相手に利用するのもいとわない。
　　　まあこの姫様は、
　　　お前の以外いらないって顔しているけどな」
顕如「御嬢さん・・・？」
忍「・・・・・・」
信玄「その純愛に免じて、
　　　そちらに子種をまくのはおあずけにしてあげよう。
　　　ただし、こちらの穴を借りさせてもらおう」
信玄はそういうと忍の腕をとり、
自分の胸に抱き寄せると、
忍のお尻にそっと触れた。
忍「！？な・・・何を」
信玄「おや？こちらの穴は初物かな？」
顕如「信玄。いい加減にしろ。戯れがすぎるぞ！！」
顕如はその様子に声を荒げた。