第16章 鬼の試練(森蘭丸)
蘭丸「見てもいいものじゃないよ。
顕如様ほどはないけど、
初めての女の子には俺のでも怖いでしょ?」
蘭丸は罰が悪そうにそう告げる。
忍「そ・・・なのかな・・・
顕如様のその状態は、
知らないからわかんないよ・・・」
幼少期からお互い寺で暮らしており、
顕如との裸の付き合いがなかった、
とはいえない二人ではあるが、
顕如のそういう雄としての姿はさすがに知らないため、
忍は戸惑うようにそう告げる。
何より忍がそういう雄としての姿を、
見たのは蘭丸が初めてなのだから。
蘭丸「ごめん。たぶん痛いだろうけど。
気持ちよくさせてあげるから、
我慢して・・・ごめん」
蘭丸はそういうと反り返ったモノを、
ゆっくりと忍のナカに沈めていく。
忍「い・・・っ」
忍は目を閉じ、褥をつかみながら、
蘭丸が押し込まれるのを耐えた。
その目には涙が浮かんでいた。