第14章 軍師片思い(石田三成)
三成「すいませんでした。忍様」
三成は忍のナカからモノを引き抜くと、
気を失う忍に聞こえていない謝罪を述べた。
忍のソコからは、
三成自身の出した欲、忍自身の愛液、
そして忍の純潔の証である血が、
混ざって流れ出ていた。
目を覚ました忍は、
きっと自分を許してくれないだろう。
忍という代わりまで求めようとする自分の欲深さと、
最後の最後で舞ではなく、
忍の名を呼んだという、
非情になりきれなかった自分を、
あざ笑いたい気分になりつつ、
ふとそばにおかれた先ほどの握り飯を見た。
交わりからそこまで時間は、
たっていないから平気のはず・・・と
その握り飯に口をつけた。
冷たくなったそれがまるで、
自分たちのようだと思った・・・
三成「あれ・・・おかしいですね・・・
とてもしょっぱいです・・・」
忍は塩を入れすぎたのだろうか・・・
そんなことを思いながら、
三成は忍の作った握り飯を、
いまだ目覚めぬ忍の横でむさぼり続けた。
おわり