第14章 軍師片思い(石田三成)
三成は着物の上から、忍の身体をそっとなで触った。
愛しい舞の身体を味わうように。
そのまま忍の着物に手をかけた。
その瞬間忍の口から、
抵抗をしめす悲鳴がまたあがった。
さすがにこれには三成も煩わしくなったのだろう。
忍の着物の帯と自分の着物の帯で、
それぞれ忍の腕と口を封じた。
三成「すみません。
でも今は私を受け入れることだけを考えてください」
三成はそういうと、
忍の着物をシュルリとはだけさせていく。
忍の身体を覆う白い襦袢が、
その紫の瞳にうつる。
三成「ああ・・・
舞様はそのお姿も魅惑的ですね・・・」
うっとりと舞の姿を想像しながら、
忍の姿を見つめる三成の顔は情欲に満ちていた。
三成はいくらか襦袢の上から、忍の胸をなでると、
やがてその襦袢すら煩わしくなったのか、
襦袢を乱していく。
忍「んんっ・・・」
三成に裸を暴かれ、忍は帯越しに、
抗議になっていない抗議の声をあげる。
三成「すごい・・・とてもきれいだ・・・」
忍「・・・っ(恥ずかしいよ・・・三成君・・・)」
三成が見ているのは自分ではない・・・
そう理解はしていても、
異性に自分の裸を見られているというのは、
恥ずかしくてたまらなかった。