第13章 ああ気に入らない(伊達政宗)
忍「痛い・・・」
情事後、忍は自分の御殿へ、
政宗に横抱きをされて帰っていた。
家康「政宗さん・・・怪我人の女の子相手に、
こんなことするなんてあんた鬼ですか?」
忍の手当てをするために、傷を見ようとした家康は、
忍の身体に咲いた赤い華で、
政宗が何をしたかを嫌でも察してしまった。
政宗「仕置きだからしょうがねえだろ」
家康「何が仕置きですか。
好きな女の子が無茶してむかついたのは、
分かりますけどやりすぎです」
忍「好きな・・・女の子?誰が?」
政宗&家康「お前(あんた)だよ!!」
忍「は?政宗、僕のこと嫌いでしょ?
僕も政宗のこと嫌いだけどさ」
家康「・・・政宗さん。
きちんとこの鈍感女に、
説明しておいてください。
俺は付き合いきれません」
政宗「おう。手当て、すまねえな」
家康「そう思うなら、ここまで抱きつぶすのやめるのと、
この馬鹿に無茶させないようにさせてください」
家康はそういうとため息をついて、
忍の御殿を後にした。