第13章 ああ気に入らない(伊達政宗)
忍「・・・なんで・・・・・・」
政宗「知らねえよ。ただしたくなっただけだ」
忍「したくなったからって・・・こんなの・・・」
政宗「なんだ?女の唇こんな風に奪うのとでも思ったか?」
忍「!!」
政宗「図星か・・・
女捨てたとかいう割に、
初心な生娘みたいな反応だな」
忍「・・・どうせそういう経験ないし・・・」
政宗「は・・・?お前、元服済みだろ?
・・・褌祝いしてねーのか?」
忍「褌祝い?褌贈られた以外になんかあんのか?」
褌祝いの儀式で性についても教えてもらった政宗だが、
彼女はそうではなかったらしい。
つまりはそういうことだろう。
忍「政宗?」
政宗「悪い・・・ツボに入った」
そう語る政宗の顔は笑いではなく、男の顔をしていた。