第12章 交換留学?(顕如の章)
あとがき
顕如さんだけ仲間はずれなのはなんかなあと思っていたら、
ふってきたネタです。
越後の森に潜伏していた顕如さんと、
交換留学で越後にきていた忍が出会ったお話。
安土でも越後でも姫として、
大切に扱われていた忍ですが、
それはあくまで信長という男の所有物だから、
という感覚でしかなく、
交換留学も信長様が気まぐれでOKしただけで、
姫として扱われてはいるが、
その扱いは寵姫ではなく、
気まぐれに遊ぶ玩具だと思っている感じですね。
500年前の世界にきて3か月たってはいるが、
誰とも恋仲にならず、
佐助君の予想が外れワームホールが開かなかった・・・
そんな世界の感じで書きました。
一応その気になれば顕如と忍は恋仲にはなれますが、
顕如自身が復讐に身を染めていること、
忍が安土に身を寄せていることが、
枷となっているために、
身体こそつなげていますが、
心まではと一線をおいています。
裏設定としては交わりの最中に、
光秀さんとおつきの人に見つかってしまい、
二人の関係が深いながら心まではと、
一線をおいていることに、
一目で気づいた信長様が静かに刀を抜いて、
顕如さんの袈裟と忍の髪の毛を切り捨てて、
貴様らはたった今俺が切り捨てた、
どこへでも行ってしまえと、
二人の身を安土城からたたき出したことで、
枷からも解き放たれた瞬間、
この二人ちゃんと恋仲になります。