第12章 交換留学?(顕如の章)
忍「ん・・・ふ・・・」
蹂躙というならそんな優しくしないでほしい、
そんな思いをこめ、忍は顕如を見る。
しかし顕如はそんな彼女の視線に見ないふりをして、
忍の着物をどんどん乱していく。
ついには顕如の手が直接、忍の胸に触れた。
忍「ひゃぁ・・・」
顕如の手が直接触れる感覚に、
忍は声をあげる。
顕如「私に触れられて声をあげるとは・・・
困ったお嬢さんだ」
顕如は困った顔をする。
顕如「声をあげるのはかまわないが、
こんなところでそのような声をあげれば、
誰かくるかもしれない。
だからそのような声をあげるのはやめなさい」
そういう雰囲気になってはいるが、
ここは森の中、つまり野外だ。
自分と顕如以外、今は誰もいなくても、
そばに春日山城がある以上、
謙信や信玄およびその関係者が通らないとは限らない。
忍もそれにはすでに気づいており、
声を抑えようとつとめるが、
顕如の優しく愛しむような動きに、
堪えることはできず、声はだんだんと甘くなっていった。
忍「や・・・あぁ・・・」
顕如「しょうのないお嬢さんだ」
顕如は懐から手ぬぐいを取り出すと、
その手ぬぐいを忍の口の中に押し込んだ。