第10章 交換留学?(謙信の章)
忍は涙を流し、気を失い眠っていた。
初めてをこんな形で奪われたこと。
そんな相手にナカで出されたこと。
無理やりなのに感じてしまったこと。
いろんな思いがこめられた涙だった。
忍の身体は、
謙信が遠慮なしに注ぎ込んだ欲でまみれていた。
そんな忍を謙信は見つめていた。
謙信「まだ足りぬ・・・」
あれだけ激しく交わったのに、
謙信の中には欲という熱が、
くすぶっているような感じがした。
部屋中に漂う交わりによるにおいと、
忍から香る彼女自身の甘いにおいと、
謙信自身が注ぎ込んだ白濁液のにおいが、
その欲をさらに昂らせる。
謙信「この女がほしい・・・」
三日もすればこの女は信長のもとへいくだろう。
そう思うと謙信は不愉快な気分になる。
ああそうだ・・・
今度は交換留学での佐助のかわりなどではなく、
戦で信長から奪ってしまおう。
そして忍のナカに欲を注ぎ込み、
心も体も俺のものにしてしまおう。
でもまずはこの三日間で俺をこの体に刻んでしまおう。
謙信はそんな歪んだ思いを抱きながら、
眠る忍が目覚めるのを待っていた。
謙信END