第32章 春、籠いっぱいの甘味ーR18ー(三成)
「貴方を食べたいです」
どんなに美味しい弁当も、
料理も、酒も甘味も、
貴女に敵わないと思います。
この世で一番の甘味、褒美。
昼間の明るく暖かい陽射しに
華月様の肩から丸く白い胸が晒される。
掌に納めればふよっと柔らかだ。
「つきたてのお餅みたいに、白くて柔らかですね」
掌に入れたまま、唇を寄せる。
「ンッ。あっ、んゃぁ、ぁぁん…」
ビクッと反応して、身を固くして、
私の肩を強く掴む。
私の膝を跨いで座る華月様を見上げれば、眉を下げて甘い息を溢しているのが愛おしくて、
笑みが溢れる。
「艶やかな華月様も…私の好物ですよ…」
私の胸の奥でドロリと汚い欲望が蠢き始めた。