• テキストサイズ

≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第16章 愛を冷遇する者 R18ー後ー





俺は…
全身の血の気が引いた。
耳を疑い、
耳を塞いでしまいたい言葉を聞いた。





舌先も乾かぬうちに、私は、言葉を翻した。
逃げも離れもしない。
死なないし、何処にいても生きて貴方の側に戻るっ、そう言ったのに。

滅茶滅茶に反対の言葉を口にしていた。
それは、どうしてもなんとかしたかったから。
言葉も成りも構ってなんかいられなかった。


血の気が引いていくのに、
心臓だけが強く、激しく、音を立てて
生きていた。





/ 803ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp