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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第16章 愛を冷遇する者 R18ー後ー
俺は…
全身の血の気が引いた。
耳を疑い、
耳を塞いでしまいたい言葉を聞いた。
舌先も乾かぬうちに、私は、言葉を翻した。
逃げも離れもしない。
死なないし、何処にいても生きて貴方の側に戻るっ、そう言ったのに。
滅茶滅茶に反対の言葉を口にしていた。
それは、どうしてもなんとかしたかったから。
言葉も成りも構ってなんかいられなかった。
血の気が引いていくのに、
心臓だけが強く、激しく、音を立てて
生きていた。
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