第13章 空の果ては地上のお前 R18 (信長)
「気持ち、よくて…幸せー…」
華月がウットリと呟いた。
充足感の正体、それは
(幸せ…か…)
「空の上…雲に寝っ転がったら、こんな感じですかね…?」
「……そう、だろうな…。
お前との飛行は、特別心地良くて気持ちいいな…」
のんびりと、そう言うと、
華月が驚いた顔をしてから、
とても嬉しそうにフニャッと笑った。
(気の抜ける)
「また、一緒に飛んでくれますか?」
確認か、おねだりかは知らないが
「ああ、お前となら、何度でも、
空の果てまで飛んでやる」
「ふふふ…嬉しいですっ」
ギュッと抱きついて来た華月の肩に手を置き、頭を撫でながらそっと寄せた。